こんにちは、聡です。
アパルトマン撤収ミッション背負い、半月ほどのパリ滞在日記です。
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本日のメニュー
・戦端を切ってみた
・戦線収束
・初パッサージュ
・マドレーヌ寺院
さて、気を持たせるようでなんでしたが、解答をば。
件のムッシュ、友好的にしかし謝罪はなし、が、返金をしました。
これがお答えです。
この時、私が事情を話し終え、朝食のこのメニューですね、と確認するや破顔一笑、委細承知
と言わんばかりに何と、自分の手元のお札の中から10ユーロ札を取り出すや、私にどうぞ、
と躊躇なく差し出すではありませんか。
私、こういう場合はまずレシートなどを確認して、例えば上司なりと話すとか、それなりに
段取りを踏むもんだと思っていたので、まさか私の訴え一つだけで“証拠”などを求めるでも
なく、こんな速やかな処理をされるとは思ってもみませんでした。
正味5ユーロ返って来るだけで上々と思っていたので、ここでの10ユーロは、え、え、え?
例えばムッシュが慇懃無礼な態度と共に寄越したのなら、そんなもん要らんわと、蹴って帰る
場面でしょうが、とってもフレンドリー、まあ、これで宜しくね、みたいないわゆる大人な態度で、
こちらも自然に受け取ってしまってました。
後でつらつら思うに、かねてからこの手の軽犯罪をやらかしてるのが従業員の間で明らかで
後々客が文句言って来たらこう返せ、みたいなマニュアルができてるんじゃないかしら。
望むらくは、過ちは元から絶って頂き、物申し難い我々の同胞の心を痛めないで頂きたい。
まぁスマートなやり様ではありました、でもやっぱり謝らなかったよね~、とか思いながら
この件はこうして私の中でケリが付いたのでした。
それから補足しますと、謝らなかったのは彼自身が事を起こした訳じゃないから、でしょう。
日本人なら店の一員として店内の不祥事を詫びるところでしょうが、彼我の大きな違いは
心得たいとは思います。
足は北を向き、パレ・ロワイヤルへ。
一昔前ならお貴族様が大勢闊歩した辺りのここは、未だ歩いたことがありませんでした。
アパルトマン群の立て混んだ中、意外に広々した緑の空間を孕んでいて驚くことが多いのですが、ここもそう。
木人?
撮影許可頂きました。
「ツインズ?」思わず声を掛けてしまいました。
男女の双子ちゃんだそうです。
お母さん、ではなくシッターさんかもしれませんね。
和みました、ありがとう。
足はそのまま北へ。
ギャルリー・ヴィヴィエンヌ、いわゆるパサージュ(アーケード)へ初めてやって来ました。
足元は古さ満々、美しかったであろうタイル張り。
ただいま10h台、11h開店のこの界隈は未だ早朝、ですね。
たしかにアーケード。
そして、住人の居る居住空間でもあります。
時が止まってしまったかのよう。
売り店舗、経営も独特の難しさがあるのやも。
さて、気が済んでこちらメトロウォッチング行きます。
環境団体WWFのマスコット、自由の女神ならぬパンダちゃんが旗振りするのは、「止めよう
環境破壊、そして守ろう我等が地球」キャンペーン。
スペース・ファンタジックな12号線。
整然と明るい。
メトロ構内と思えない広々空間を浮上すれば。
マドレーヌ寺院。
続きます。